むし歯治療Cavities
むし歯はこんな病気です
お口にむし歯菌が感染すると発症する「むし歯」。むし歯菌が作り出すプラーク(歯垢)から発生する酸が徐々に歯を溶かしていく感染症です。
初期のむし歯は経過観察ですむ場合もあります。むし歯の進行を食い止めるためには、お口のケアや衛生管理をきちんと行うことが大切です。
つまり、歯磨きなどのケアを怠るとむし歯はどんどん進行し、ついには歯の内部まで溶けていくということ。
悪化したむし歯は治療のために歯を削る必要がありますが、当院ではできるだけ最小限の処置で最大限にむし歯を改善する治療を行います。
むし歯予防のメリット
近年、お口の病気(特に歯周病)はさまざまな病気を発症させるきっかけになるなど、全身に悪影響を及ぼすことが明らかになってきました。つまり全身の病気を予防するには、むし歯や歯周病といったお口の病気を予防することも重要、と言えます。
また、むし歯や歯周病は治療完了後もきちんとしたケアを行わなければ再発することの多い病気という点からも、予防にしっかり取り組まれることをおすすめします。
さらに、一生涯にかかる医療費の総額はお口の健康状態によって大きく左右されるという調査結果もあります。お口の病気予防に取り組むことは全身の病気も防ぎ、医療費も抑えるというメリットがあることにも注目です。
歯を削らないメリット
歯科治療ではさまざまな素材が使われますが、生まれ持った「歯」に勝る素材はありません。そのため、当院では可能な限り「歯を削らない」治療に力を入れています。歯を削らない治療にある2つのメリットを紹介します。
- ●歯の寿命を延ばすことができる
- 歯には削る回数・量が増えるごとにもろくなっていくという性質があります。
そこで、治療では削る量を調節して、歯の厚みをなるべく維持できるよう配慮します。こうして、できる限りご自身の歯を残していくことによって歯の寿命を少しでも長く延ばしていきます。
- ●むし歯の再発を防げる
- むし歯の再発の原因に、詰め物・被せ物の経年劣化が原因となるケースも多くみられます。
このような再発リスクを避ける方法の一つとして、自然治癒が望める初期むし歯のうちに治療を行い、ケアもきちんと行うことが挙げられます。詰め物・被せ物が必要な状態にならないようにむし歯の進行を抑えて、歯の温存をめざします。
むし歯にならないために
むし歯は治療が終ってもケアを怠れば再発することがあります。
大切な歯を守るためには、治療後も油断せずにお口のケアと健康管理にしっかり取り組みましょう。
当院では、定期検診として治療後の歯や歯ぐきの状態をチェックするほか、プロによるお口のクリーニング(PMTC)といったメンテナンスで、患者さんのお口の健康維持をサポートしています。
あわせて患者さんご自身が歯磨きなどの日々のセルフケアをきちんと行うことも大切です。当院の予防ケアサポートを上手に取り入れながら、いつも清潔な口腔環境づくりを心がけましょう。